この記事にたどり着いた方は、今、銀行から「信用保証協会付きの融資が代位弁済になります」と言われているなど、とにかく支払いがスムーズにできていない状態、もしくは、これ以上スムーズに支払うことができそうにない状態だと思います。
連帯保証人の方で、主債務者(お金借りた人)に「代位弁済になるかも」と言われて、焦っているかもしれませんね。
とにかく、すごく苦しい状態だと思います。
このサイトでは、できる限り丁寧に、簡単に、
- 保証協会付きの融資や
- 代位弁済(立替え払い)後の借り入れのこと
などについて、ご説明したいと思います。
私自身も、最初は何が何だか分からなくて、保証協会で説明を聞いている時も頭が真っ白だったので…
目次
保証協会の代位弁済は、あなたの代わりに銀行に借金を返すこと
そもそも代位弁済(だいいべんさい)とは何かというと、
あなたが銀行に返済をできなくなった時に
- 保証協会が
- あなたの代わりに
- 銀行に借金を返すこと
です。
あなたに「代わって(代位して)」、銀行に「弁済」をします。
銀行が商売をする人にお金を貸し、その保証人となっているのが信用保証協会です。
ですので、商売をする人が銀行への返済ができなくなってしまった場合、
信用保証協会が、銀行に、借金の残額全てを一括で支払ってくれます。
ここでおしまいなら良いのですが、そうはいきません。
信用保証協会は、銀行に一括で立替え払いをしていますので、今度は
立替え払いをした全額を、主債務者に対して「一括で支払ってね」という権利
ができます。
これを、信用保証協会の「求償権」といいます。
信用保証協会の代位弁済の流れ
信用保証協会の代位弁済は次のような流れで行われます。
⑴事故発生後、銀行が保証協会に事故報告を提出
主債務者(あなた)の銀行に対する約定返済が遅れるなど「金融事故」が発生すると、銀行は保証協会に対して、「事故報告書」を提出します。
(通常、2、3回延滞した時です)
その後も、銀行は主債務者に対して、正常に払うように督促はしてきます。
⑵信用保証協会が、主債務者と連帯保証人を呼び出す
その後、保証協会の方から、「主債務者」と「連帯保証人」に対して、呼び出しの手紙が送られてきます。
私が呼び出された時は、手紙に
- 融資銀行名
- 融資残高(連帯保証人となっている債務の残高)
- 延滞状況
- 呼び出しの日時の指定
がありました。
呼び出しの日時は、電話で調整が可能のようです。
敷居も高いし、できれば行きたくないです。
でも、行かない方法もあるんですよ!この記事の最後の方で説明しますね。
⑶信用保証協会で代位弁済とは何か、今後どうなるか説明を受ける
呼び出し日に保証協会に出向くと、
- 代位弁済とは何か
- 代位弁済したらどうなるのか
といった説明を受けます。
この時、書類などの提出もなく、一方的に言葉のみで説明されます。
私が呼び出された保証協会でもそうでしたし、他もそうのところが多いようです。
私はヘラヘラして、わからないままやり過ごしました。
でも、よくないです。
気になることは事前にしっかり考えて、メモなどをしていき、しっかり聞いて帰りましょう。
信用保証協会で代位弁済となると、口座凍結は避けられない
代位弁済になると、銀行から債権が保証協会に移ります。
保証協会に債権が移る前に、銀行からお金がたくさんおろされてしまうと、銀行の責任問題になります。
ですので、基本的に(というかほぼ必ず)銀行の口座は凍結されるそうです。
つまり、お金を入れたりおろしたりできなくなります。
ですので、会社がまだ営業を続けている場合には、取引先とのやりとりの銀行を変えたりする必要が生まれます。
そのため、そこで取引先に代位弁済の事実が知られることになり、今後の取引に影響が出る…ということはあるようです。
多くの企業が代位弁済を避けようとするのはこれが理由です。
保証協会に代位弁済されても、事業は続けられる
保証協会に代位弁済されても、事業を続けることは可能です。
ですが、代位弁済をされることにより、以下2つの大きなデメリットがあります。
- 口座が一時的に凍結されることで、取引先とのやりとりに支障が出る。
- 決算書の借り入れ先に「保証協会」の名前が出ることや、上述の口座のやりとりにより信用問題となって取引先との関係が悪化
…ということです。
一般的に、企業が事業を続ける以上、代位弁済ではなく、条件変更でやっていこうとするのはこのためですね。
でも、今思うと、もっと早くたたむ決断をしていたら、こんなに借金が膨らむこともなかったのだと思います。
引き際も、肝心です。
保証協会に代位弁済された場合、担保不動産も保証協会へ
銀行に担保がある場合、銀行に保証協会付き以外の融資(プロパー)がなければ、その担保は保証協会に移転します。
もし、支払うことが難しければ、保証協会は担保を現金化しようとします。
こちらが売却しようと動かなければ、競売にかけられます。
ただし、その担保がなければ事業の継続ができない場合には、無理に売るような鬼のようなことはしません。
一応、事業の継続はさせてくれるようですので、しっかりと交渉しましょう。
信用保証協会の代位弁済後、借金の支払いが無理だと思ったら?
銀行にももう返済が滞っている状況の中、保証協会にも支払いは無理だよ…というケースが多いと思います。
途方も無い金額に、目の前が真っ暗かもしれません。
信用保証協会は、公的な機関ですが、だからといって「払わなくても良い」とは絶対に言ってくれません。
なぜなら、その立て替えたお金は税金からも賄われており、回収できなければ、税金を減らすことになるからです。
立場上、それはできないそうです。
何年かかっても、何十年かかっても、払えといってきます。
支払いが止まれば、督促がきます。
もちろん、一生をかけて払う人もいますし、払えきれないうちに亡くなる方もいるそうです。
悲しい話ですが、自殺を考える人もいます。
私にも、その気持ちは痛いほど分かります。
その借り入れは、払わなくても済むかもしれません!!
最近は、色々と、金融的な救済制度が発展してきています。
「債務整理(さいむせいり)」という言葉、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
債務整理には4種類あり、借り入れを、整理して支払額を減らしたり、払わなくても良くなる可能性があります。
もちろん、デメリットもありますが、今のこの先の見えない状況を少しでも改善できる可能性があるのなら、説明だけでも聞いてみる価値はあると思います。
>>債務整理についての詳しい説明はこちら( 保証協会の借金を債務整理するメリットとデメリット)
まずは借金がどれくらい減るか、試してみましょう
私は、代位弁済後、3年間、先の見えない闇の中で毎日を過ごしていました。
お金のことが、寝ても覚めても頭から消えなくて、美味しいものを食べても「あぁ、お金をつかってしまった」とすぐに後悔し…
何をしても心からは楽しめず、将来も子供の未来も心配で、いつも暗い顔をしていました。
でも、債務整理をしたことで、そんな日々から解放されました。
ご飯は美味しく食べられるし、なにより家族の笑顔が嬉しいです。
「きみの借入金は減らせる可能性があるよ。その確認だけしてみなさい。」
とアドバイスをします。
予想外の額に驚くと思いますし、そのまま債務整理に進めば、保証協会に出向く必要すらなくなります。
そう!保証協会に行かなくてはならない…とおもーい気持ちになったり、逃げる方法ないかなぁと考えたりしないといけない日々から解放されるんです!!
また、「債務整理なんて…」と思っていたとしても、「もし債務整理をしたら、借金はこれだけ減るんだ」と知ることで、保証協会との交渉にも、前向きに挑めます。
いざとなればこうすれば良い、と思えることで、将来にたくさんの選択肢が生まれます。
明るい光も、射してきます。
自分の借金が一体どれくらい減るんだろう?と思われた方、また債務整理にまだ踏ん切りがつかない方も、まずはあなたの借金がいくら減るのか、無料でシミュレーションすることができます。
- 実名がバレることはないし
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- シミュレーションをしたからといって、債務整理を強制されることは絶対にありません。
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外部サイトですが、私が債務整理をする時に利用した、信頼出来るものです。
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