信用保証協会に担保不動産を取られていると、やはり心中穏やかではないですよね。
借金を返せる目処がなければ、すぐにでも任意売却を検討するように言われるし、それでもしなければ、競売にかけるぞと脅されます。
不動産は、会社や家についている場合も多く、売却をされてしまうと、住む場所を失ったりしてしまいます。
信用保証協会の担保は、外すことができないのでしょうか?
信用保証協会はなぜ担保を取るのか
そもそも、なぜ保証協会は担保を取るのでしょうか?
それはもちろん、保証協会は、あなたの借金を立て替えて銀行に払った分を、取り返さなければならないからです。
信用保証協会を利用する人というのは、言い方は悪いですが、銀行のプロパーが借りられなかった人が多いです。
(もちろん、銀行に対するお付き合いで保証協会を利用している人もいますが)
となると、そもそも信用力(借金を返済できるという信用)が低い人が多いわけです。
自分が誰かにお金を貸す、となった場合を想像すると、よくわかりますよね。
お金を借りる保証人になってほしいと言われているけど、その人は給料が少なくて、ちゃんと返せるかわからない。
そうであれば、何か、例えば金めの時計などでも持っていれば、それを預かっていたいと思いますよね?
いざとなれば換金できますから。
保証協会は、土地建物を担保につけます。
土地建物なら、勝手に処分されたりしませんしね。
代位弁済時、銀行にあった担保はどうなるのか
銀行が担保をつけていた場合ですが、プロパーがなければ、その担保は代位弁済の時に、信用保証協会に移転します。
銀行としては、保証協会の代位弁済により自分が取り立てなければならない借金はなくなっていますので、もう担保も必要ありません。
なので、代位弁済した保証協会に、銀行から渡す形になります。
信用保証協会の担保は外せる?
では、そうやって信用保証協会のものになっている担保は、外すことができるのでしょうか?
残念ながら、基本的には外すことはできません。
なぜなら、その担保は返済ができなくなった時に現金化して回収しようと保証協会が思っているものだからです。
外そうと思った時には、
- 借金の残りを全額支払うか
- その担保の評価額以上の金額を、一括で支払うことを約束しなければなりません。
しかし、これは、あまり現実的でない提案ですよね。
なので、基本的には外せないと思っておいたほうが良いです。
私は、代位弁済後、3年ほどは毎月一生懸命払っていました。
ですが、膨れ上がる損害金の前に、身の心も潰れそうでした。
いくら返しても、増えていく借金額。借金が膨らむと同時に、未来への不安も膨らんでいきました。
>>借金から解放された私の、詳しいストーリーはこちら( 管理人よしおのプロフィール)
皆さんは、債務整理をご存知ですか?
債務整理は、国が認めた、個人がお金を返済しないで良くなる権利です。
債務整理なんて、お金を貸してくれた人に悪いと思うかもしれません。
返すのが当たり前と思うかもしれません。
ですが、必要以上に罪悪感を持つ必要はないと私は考えています。
実際に、私に債務整理を勧めてくれたのは、保証協会の職員でした。
(もちろん自身の担当者ではなく、妻の同級生です。)
保証協会の職員も、心の中では「債務整理すると楽になるのに…」と思ったとしても、それは自分のところの不利益になりますから、絶対に教えてくれません。
債務整理というと、自己破産とかを思い浮かべるかもしれませんが、最近は債務整理にもいろいろあります。
会社や、家族にすらバレずに、連帯保証人に迷惑のかからないものだけを整理する方法もあります。
保証人に迷惑をかけると思うと債務整理もしづらいですが、もしも誰にも迷惑をかけずに、整理したい債務だけ整理できたとしたら、こんなに良いことはないですよね?
>>債務整理について、詳しい説明はこちら(保証協会の借金を債務整理するメリットとデメリット)
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