信用保証協会で代位弁済された後、しばらくしてから、「保証協会サービサー(債権回収)」というところから、手紙が来た!ということがあります。
びっくりしますよね。
でも、大丈夫です。怪しいところではありません。
(ただし、怪しいところがサービサーの名を語っていることはありますので、十分に注意しましょう)
保証協会サービサー(正式名称は保証協会債権回収株式会社)とは何か、ご説明します。
目次
保証協会サービサー(保証協会債権回収株式会社)とは?
保証協会サービサー(保証協会債権回収株式会社)とは、法務大臣の許可を受けて、信用保証協会から委託された特定金銭債権の管理回収をしている会社です。
監督官庁は法務省です。
信用保証協会からの委託に基づき、信用保証協会が保有する債権の管理や回収を行っていて、信用保証協会とは別の組織になります。
信用保証協会からは委託をされているだけで、譲渡や売却はされていないため、保証協会サービサーから督促が来るようになったとしても、債権者はあくまでも保証協会です。
保証協会サービサー(保証協会債権回収株式会社)から手紙が来たり着信があったらどうしたら良いか
サービサーが受託したよ(=これからはサービサーが督促するよ)という連絡の場合にしろ、督促にしろ、手紙にどうしてほしいかが記入してあると思いますので、その通りにしましょう。
ただし、債権回収株式会社の名前を語る架空請求の可能性もありますので、手紙の内容がなんだか怪しいと思ったら、保証協会債権回収株式会社のHPから、営業拠点を確認し、電話番号が一致するか確認して、そのHPに記載してある番号に電話をしましょう。
保証協会サービサー(保証協会債権回収株式会社)の回収は厳しいのか
通常、金融機関などが債権を売却するサービサーは民間の組織で、回収を営利目的で行う組織です。
ですので、それはそれはえげつないくらいの回収をします。
が、保証協会サービサーは少し異なります。
同じサービサー(債権回収会社)ではありますが、こちらは債権を購入はしておらず、あくまで委託された形です。
職員も、保証協会のOBや、保証協会からの出向者であることが多く、スタンスとしては保証協会とあまり変わりません。
ですので、誠意を持って真摯に対応していれば、身ぐるみを剥がして追い詰めるようなことはしてきません。
…もちろん、督促はかなりしてきますが。
あくまでも、社会的立場をわきまえた、常識的な回収をしてきます。
ただ…常識的とはいうものの、そこは督促を受ける身。
精神的に堪えることには変わりないですよね。
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